MotorolaとVerizonが提携して「5Gネックバンド」なるものを開発した。

Engadgetによれば両社はVR/ARヘッドセットと併用する「5Gネックバンド」を開発した。
現在市場に出回っているVR/ARヘッドセットは大きくて重くて無骨なものがほとんどで、それがVR/ARの普及を妨げる一因にもなっている。
接続装置、プロセッサ、バッテリーなど多数の部品を搭載しないといけないので、どうしてもそうならざるを得ないというのが現状の課題だ。
そこでMotorolaとVerizonが出した解決策は、そういう基本的な部品を首回りや胸回りに集めてしまおうというもの。それにより顔に装着するメガネ部分は軽量でスタイリッシュなものにすることができる。
写真では「5Gネックバンド」がMotorolaの親会社Lenovoの「ThinkReality A3」ヘッドセットとペアリングされているが、他社のヘッドセットでも使えるところが1つのメリットだ。
まだ価格や出荷時期などの詳細は明らかではなく、現在は主要なパートナー企業と協議を進めている段階。スポーツリーグとも話をしており、また教育関連で何か大きなことをやるかもしれないとのことだ。
その「5Gネックバンド」自体、今のところは、ネックレスよりは少し太めでベンダント部分も無骨であまりスタイリッシュではないが、Engadgetが問いかけているように、要するに「ヘンテコなヘッドセットを着けるのと、ヘンテコなネックレスを着けるのと、どっちがいいか」という話だ。
装着の快適性から言えばヘンテコなネックレスの方がいいだろう、というのが結論。
それに、ペンダント部分は虫除けとか、花粉・ウイルス除けとか、暑い日にはミストが出るとか、3分経つと赤点滅火するとか、いろいろな機能が追加できそうだ。デザインを美しくて素敵なものにするのもそれほど困難ではないだろう。
「多機能ペンダント」という単独の製品にしてもいいかもしれない。