GMが車内ショッピングアプリを終了


GMが車内ショッピングアプリ「Marketplace」の提供を終了する。

GM Marketplaceの紹介動画より

GMの特定車種に搭載されている「Marketplace」はダッシュボードのインフォテインメント用の画面でオンラインショッピングができるという画期的なもの。

コーヒショップやガソリンスタンドなど、GMと提携した小売店等のアイコンが画面に表示され、商品やサービスの注文や予約が車で移動している間に簡単にできるところが謳い文句。

2017年12月にサービスを開始した時点では、Dunkin’ Donuts、Shell、Exxon Mobil、Applebee’s、TGI Fridaysなどが利用できた。

たしかに、車の中で注文や予約ができれば便利だろうが、運転中に画面を見て操作するのは危険だから、おそらく出発前か、途中で駐車場や路肩に寄せて停車してから使うことを想定しているのだろうと思ったら、そうではなかった。

これはドライバーが車の運転中に操作することを想定したものだ。スマホでも同じことはできるが、運転中にスマホを操作するのは危ないしお勧めできないので、運転中でも操作できるようにということで、こういう形にしたということだ。

あっと驚く発想だが、案の定、あまり利用されなかったようだ。

GMはこのアプリの提供を3月に終了すると発表した、とCNBCが報じた。利用率が低く、今後も成長が見込めないというのがその理由。代替サービスなどを発表する予定もないとのことだ。

自動運転車に搭載されれば運命が変わっていたかもしれない。生まれるのが早すぎた。