GoogleがSpotifyの独自課金を許容


GoogleはSpotifyの独自課金を実験的に許容する。

Google Playより

Googleは3月23日、音楽ストリーミングサービスのSpotifyとの間で「ユーザ選択課金」の実証実験をすることで合意したと発表した。

現状ではGoogle Playからダウンロードしたアプリの中では必ずGoogleの課金決済システムを使うことを義務付けれられている。その結果、ユーザが購入するたびにアプリ開発者はGoogleに手数料を支払わなければならない。

Googleの手数料は以前は15-30%(最初の1年間は30%、それ以降は15%)だったが、2022年1月に値下げされ、現状では99%の開発者が15%かそれ以下の手数料になっているとされる。

今回の発表はユーザがSpotifyアプリの中で購読・購入する際に、Google Playの課金決済システムを使うかSpotifyの課金決済システムを使うかを選択できるようにするというもので、長年の慣習を破る画期的な試みとなる。

同様の試みは他のアプリにも拡がる可能性があり、市場全体の構造が変わるかもしれない。