イーロン・マスクとTwitterへの期待と警戒

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イーロン・マスク氏がTwitterに影響力を持つことで期待と警戒が広がっている。

Teslaのイーロン・マスクCEOがTwitter社の株式の9.2%を取得して筆頭株主となり取締役に就任した。これによりTwitterがどう変わるのかに関して、期待と警戒が広がっている。

Twitterは2020年の大統領選以来、同社が不適当とみなす投稿に警告を付けたり拡散を制限したりアカウントを停止したりする「検閲」を強めており、「言論の自由」を侵害しているとの批判が起こっていた。

一方、マスク氏は「言論の自由」の絶対的信奉者と自称しており、Twitterの「検閲」に対しても厳しく批判していた。

したがって当然ながら、マスク氏がTwitterに影響力を持てるようになって期待されるのは、Twitter上で「言論の自由」が尊重されるようになり、「検閲」が弱まるのではないかということ。

これまでTwitterの検閲に悩まされてきたユーザにとっては朗報になる可能性がある。

注目すべきは、マスク氏の投資や取締役就任をTwitterの経営陣が歓迎していることだ。たとえば、Twitterの現CEOのパラグ・アグラワル氏は以下のように歓迎のツイートをしている。

Twitterの前CEOで現在も取締役を務めているジャック・ドーシー氏も歓迎のツイートをしている。

Twitterの経営陣がマスク氏に期待しているというのはちょっと意外だ。

これに対し、マスク氏がTwitterに投資することは「言論の自由」にとって悪いニュース、との見方をする、ジャーナリストのティモシー・オブライエン氏の意見をBloombergが紹介している。

その趣旨は、マスク氏がTwitterを服従させようとしているというもの。マスク氏はツイートで株価や仮想通貨の相場を操作できるほど影響力が大きく、当局からも目を付けられている。

Twitterは事実上公開討論の場になっており、世論形成の場になっていると見ることもできる状況で、マスク氏にコントロールされるようになることには危険性があると警告している。

ただし、オブライエン氏はマスク氏がTwitterを乗っ取ろうとしているとまでは思わないとも述べている。

それに対して、The Washington Postが紹介するように、マスク氏はTwitterを買収しようとしているとの見方もある。

本当にいろいろな見方があるものだ。