イーロン・マスク氏がTwitter買収に係る資金を確保した。
Teslaのイーロン・マスクCEOは4月20日、Twitter社の完全買収に係る資金(465億ドル)を確保済みであることを説明する資料を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
その内訳は以下のとおり。
- Morgan Stanley Senior Fundingやその他の金融機関(総称して「Commitment Parties」)からのシニア・セキュアード・ローンにより130億ドル
- Morgan Stanley Senior Fundingやその他の金融機関(総称して「Margin Loan Commitment Parties」)からのマージンローンにより125億ドル
- マスク氏自身によるエクイティファイナンスにより210億ドル
これを受けて、Twitterの取締役会が4月24日、イーロン・マスク氏の提案を「真面目に」検討中であるとNew York Timesが報じた。
Breaking News: Twitter’s board is seriously considering Elon Musk’s $46.5 billion bid to buy the company, people with knowledge of the situation said. The board met on Sunday morning to discuss Musk’s offer, after he began lining up financing last week. https://t.co/knjwxAOzSV
— The New York Times (@nytimes) April 24, 2022
ところで、マスク氏の「資金を確保」で思い出したが、同氏は2018年にTesla社を非公開会社にすることを検討中だったときに、そのための「資金を確保済み(Funding secured.)」とツイートし、ユーザがこの表現を真似していろいろな場面に使って話題になった。
たとえば、「今夜カミさんをディナーに連れて行くことを検討中。資金は確保済み」、「今夜ドミノピザの出前を取ることを検討中。資金は確保済み」など。
今回のTwitter買収資金の確保はマスク氏にとってまさにそのフレーズを使うべきところだろうが、まだそのようなツイートは見かけていない。