Googleの最新Androidスマホ「Nexus 4」は11月13日からGoogle Playストアで販売されるが、翌14日からはT-Mobileでも販売される。ただしWi-Fi Callingが使えない。
Wi-Fi Callingは3Gの電波が届かないところでもWi-Fiがあれば3Gと同じように音声通話ができるT-Mobile独自のサービスだ。SkypeなどのIP電話と違って通常の電話番号が使える。このサービスの利用には追加料金はかからないが、3Gで電話をかけたときと同じように音声分数が減算・課金される。
3Gのカバレッジが十分行き届いているなら使う必要はないが、たとえば海外でもWi-Fiがあれば海外ローミングを利用せずに米国にいるのと同じ状態で電話をかけたり受けたりできるメリットがある。
この便利な機能が最新のNexus 4では使えないことがわかった。TmoNewsによれば、これはT-Mobileが決めたものではなさそうだ。というのは、Nexusシリーズは、通常、キャリアからの要望を受け付けないからだ。Nexus 4の製造段階でT-Mobileにはこの機能を含めてくれるよう要望する機会が与えられなかったようだ。
Nexus 4はLTE対応でないことでがっかりしたユーザーも多いことだろうが、 これはT-Mobileファンにとっては大きな問題ではなかった。しかしこのWi-Fi Callingが使えないというのは多くのT-Mobileファンをがっかりさせたのではないだろうか。
Googleはもっとキャリアと連携を強めないとユーザー離れが加速しそうだ。
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