Uber Eatsが自動運転配達の実験開始


Uber Eastsが2種類の自動運転配達の実験を開始した。

TechCrunchによれば、Uber EastsはロサンゼルスでServe RoboticsとMotionalを使った2種類の自動運転デリバリーの実験を開始した。

Serve Roboticsのホームページより

Serve RoboticsはUberが2020年に買収した配達サービス「Postmates」のロボット部門「Postmates X」だっが、2021年にスピンアウトして独立会社となった。

今年1月には業界初のレベル4自動運転ロボットによる配達サービスの商用開始を発表している。Uber Eastsの実験では歩道を走るServe Roboticsのロボットがウエストハリウッドで比較的短距離の配達を担当する。

Motionalのホームページより

Motionalは自動運転車によるライドシェアリング(ロボタクシー)の計画をLyftやViaなどと提携して進めている。自動運転配達に関するUberとの提携は昨年12月に発表した。Uberにとっては初めての公道走行の自動運転車による配達サービスの実験であり、Motionalにとっては初めてのデリバリー市場への参入となる。

Uber Eatsの実験ではMotionalの自動運転EV「IONIQ5」がサンタモニカでやや長距離の配達を担当する。配達時は運転席にオペレータが乗車し、必要に応じて運転を代われるようにする。また、もし配達先が自動運転の提供エリア外にあるときは、提供エリアから先はオペレータが配達先まで運転する。

Uberはさらに自動運転デリバリーのパートナー企業を複数社追加する予定。

実験中の自動運転配達が利用可能な飲食店はオーガニックカフェの「Kreation」など数店に限定し、顧客や飲食店のニーズを把握するとともに、デリバリー事業としての収益性などの評価検討も行った上で、拡張するかどうかを決めることとしている。