iPad miniはディスプレイが「残念!」

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11月2日に発売されたiPad mini。売れ行き好調のようだが、ディスプレイが「残念!」というレビューが目立つ。

Appleのホームページより

iPad miniのディスプレイを専門家が分析した結果をAppleInsiderが紹介している。分析を行ったのはDisplayMateのレイモンド・ソネイラ博士。ディスプレイを顕微鏡に載せて詳細に分析したという。

それによるとiPad miniのディスプレイは多くの点でGooge Nexus 7やAmazon Kindle Fire HDよりも劣っている。

まず、表示密度が低い。1インチあたりのピクセル(画素)数はiPad miniが163 ppiなのに対して、NexusとKindleは216 ppi。その結果、NexusやKindleの方がディスプレイがシャープだった。iPad 2の132 ppiよりはましだが、値段の安いNexusやKindleに負けたのが「残念!」。ちなみにRetinaディスプレイの「iPad 4」は264 ppi、iPhone 5は326 ppi。

解像度の低いタブレットなどでは画像や文字をシャープにするためにサブピクセル・レンダリングという技術を用いることがある。「Appleもこれを使えば良かったのに、残念!」と同博士はコメントする。

次に色域(色を再現できる範囲)が劣っている。「iPad 3」やiPhone 5は色域が100%なのに対し、NexusとKindleは86%。iPad miniは何と62%で「アンティーク」並だという。前時代に戻ってしまったのはとても「残念!」。

最後に画面の反射率。これは周辺の光が画面に映り込んでギラつくことに関係するものなので低いほどいいのだが、iPad miniの反射率はNexusよりも53%高く、Kindleよりも41%高かった。屋外を含めさまざまな場面で使うことが想定される小型タブレットとしては、この反射率の高さは「残念!」。

ただ、このようにいろいろな面で性能的には劣っているものの、iPad miniの写真は高画質で色も正確に再現されているという。それはカラー・マネジメント・プロセシングのおかげだ。この技術は通常タブレットやスマホには使われないものだそうだ。

同博士の結論として、iPad miniは確かに非常に有能な小型タブレットではあるが、Appleがこれまで培ってきた最高のディスプレイを提供する、または少なくとも素晴らしいディスプレイを提供するという伝統を踏襲してはいない。単に有能なディスプレイでしかない。もっと安いAmazonやGoogleのタブレットの方が多くの点で優れていた。iPadの製品ライン上の制約やコストとの兼ね合いもあろうが、選択の悪さと妥協によるところが大きい。

Appleの(ジョブズの)「こだわり」がなくなりつつあるような気がして「残念!」。

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