Cox Mobileからモバイルサービスの勧誘メールが来た。

「あなたのようなデータ利用の少ないユーザ向けのグレートなプラン」として、使った分だけ支払うという意味の「Pay As You Go」をもじった「Pay As You Gig」というプランを勧めてきた。
音声とテキストは無制限、データは1GB単位で必要なときに必要なだけ使って、使った分だけ支払えばいいという従量プラン。
それにしても、なぜモバイルデータの利用が少ないことを知っているのだろうか。さては顧客情報が流出したか。そう言えば最近T-Mobileの顧客情報が大量に流出した事件があったような。
何はともあれ、現状の利用状況でCox Mobileの従量プランを使った方がお得なのであれば使ってみてもいい。まずはどのくらいお得になるのか確かめてみる。
現状のT-Mobileのサービスはデータ無制限で1回線あたり月40ドル位の料金を支払っている。モバイルデータの使用量は、少ない月で7GB、多い月は65GB程度。
Cox Mobileの従量プランの料金は1GBあたり15ドル。すなわち、現状の利用状況でCox Mobileの従量プランを使ったとすると、少ない月で105ドル、多い月は975ドル!
これではまったく節約にならないどころか、大幅なコスト増ではないか。
Cox Mobileにもデータ無制限のプランがあるが、1回線あたり月45ドル+税・サーチャージとなっているので、これでもまだ現状の方がお得だ。
というわけで、どうやら顧客データ流出の痕跡はなさそうな、まったく的外れな勧誘メールだったようだ。