Google Walletの変なカード

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申し込んだ覚えがないのに、突然クレジットカードが届いた。MetaBankという聞いたこともない銀行のMasterCardだ。差出人が「IRR CREAM」となっている。これは怪しい。

同封のレターを読むと、最近カードの紛失・盗難の連絡があったので再発行したとある。最近カードの紛失はしていないし、盗難に遭ってもいない。そんな連絡をしたこともない。またMetaBankなどという怪しげな名前の銀行にはこれまで関わったこともない。これはますます怪しい。新手の詐欺かもしれないので気をつけないと。

念のためネットで調べてみたら正体がわかった。これはGoogle Walletがプリペイドカードを終了したのに伴い、残額が残っている人のうちプリペイドカードによる返金を希望した人に送ったものだった。

使えなくなったGoogleプリペイドカード

しかしレターにも封筒にもカードにも、どこにもGoogle Walletのことは書いていない。差出人は意味不明の「IRR CREAM」だし、紛失・盗難による再発行との説明があるものだから、これを受け取った人は誰でも不審に思うに違いない。もっときちんと正確に表示と説明をしてくれればいいのに。ネットでも、何でこんな変なことをしたのだろう、というコメントが多数寄せられていた。

とにかく間違いや不正使用ではないことがわかったので、早速カードをアクティベートしてみた。電話の自動音声で無事完了した。残高が10ドル20セントあった。これはGoogleプリペイドカードが使えなくなったときの残額と同じだ。手数料などは取られていなかった。

さらにレターにはWebサイト(www.everywherereward.com)でユーザー登録をするようにと指示があった。登録すると残高や利用履歴などがWebで確認できるそうだ。指定のサイトに行ってみたら、英語とスペイン語が併記されている怪しげなサイト。素人が作ったような感じのサイトだ。カードの最初の8桁を入力して次に進めというので、指示通りに進み、ユーザー登録の画面にたどり着いた。

氏名、住所、電話番号、生年月日など、ひと通り個人情報の入力を要求される。怪しげなサイトだけに不安を感じながらも何とかユーザー登録を完了した。

早速残高を確認すると、9ドル20セント。何と先ほどよりも1ドル減っている。どうも怪しげなサイトだと思っていたが、やはり。早速ログイン情報を盗まれて使われたか。それにしては1ドルとは控えめ過ぎる。犯罪ならもっと大胆にやってもいいはずだ。といっても大胆にやれるほど残高はなかったのだが。

どうやら犯罪の可能性はあまりなさそうだ。利用履歴を見てみる。Googleマーケットプレイスで1ドルのものを購入したことになっている。これはまったく心当たりがない。先ほど電話で残高が10ドル20セントだったのを確認してから5分位しか経っていない。その間にやったことはユーザー登録をしただけ。ユーザー登録に1ドルの手数料がかかるとは思えない。後で修正されるかもしれないので、もう少し様子を見てみることにする。

試しにこのカードをGoogle Walletに登録できるかどうかやってみた。できた。Google Walletでこのプリペイドカードが使えるようになった。ということはつまり、Google Walletのプリペイドカードが使えなくなったので、残額をプリペイドカードの形にして返金してもらい、そのプリペイドカードをGoogle Walletに登録したら使えるようになったというわけだ。最初にGoogle Walletのプリペイドカードを使えなくした意味がなくなったということだ。変な話だ。

本当に何から何まで変なカードだ。Googleはどうしてこんな変なことばかりするのだろう。

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