iPhone 4/4Sの魅力


Verizonの2012年第4四半期の決算発表によれば、iPhoneの販売台数は620万台。Verizonが同期間に販売した全スマホ(980万台)の約3分の2を占める。iPhoneだけで見ても前年同期と比べて48%も増えているのだから、まずまず好調といえる。

ところがVerizonが販売したiPhoneのうち、最新のiPhone 5は50%の310万台しかなく、残りの50%はLTE非対応、つまりiPhone 4か4Sだ。これは5の頑張りが足りなかったというよりは、4や4Sがよく健闘したと見るべきだろう。

4と4Sは、5が出た後に本体価格が半額になったので、買いやすくなったという要素もあるが、型落ちしてもなお魅力を持ち続けたという要素が大きいと思われる。

これに関しては、iPhone 5の発売直後、Forbes誌に、「iPhone 5は忘れなさい。今はiPhone 4Sが絶好の買い時」と題する記事が掲載された。それによると、iPhone 4/4Sは大き過ぎず、小さ過ぎず、厚過ぎず、薄過ぎず、重過ぎず、軽過ぎず、サイズと重さがほぼ完璧だそうだ。

何でも大きければいいというものではないし、軽ければいいというものでもない。ものには「適度」というものがある。iPhone 4/4Sはこの「適度」を体現していて、これが魅力になっているのではないか。何でも「ちょうどいい」のが一番だ。

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