ARPUと顧客ロイヤルティではやはりiPhone


iPhoneはキャリアにとってはコストが高くつく(よってマージンは小さい)が、ユーザーが毎月支払う料金もiPhoneが全スマホ中一番高いという調査結果が出た。

OS別月間支払額(AllThingsDより)

AllThingsDがConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)の調査結果を紹介している。それによると、iPhoneユーザーのうち59%が月に100ドルを超える料金を支払っている。Androidユーザーの場合は53%、BlackBerryユーザーの場合は40%、Windowsユーザーの場合は56%、ベーシックホンでは41%が月100ドル超の利用者だ。

逆に月に50ドルも支払っていないユーザーの比率は、iPhoneでは6%、Androidでは14%、BlackBerryが30%、Windowsがゼロ、ベーシックホンは41%だった。

どうしてiPhoneユーザーの月々の支払額が他よりも多いのかについては、CIRPは、「利用者の習性というよりは、料金プランのせいではないか」と説明する。iPhoneは高い料金プランでしか使えないのに対し、Androidではプリペイドや契約なしなどの安いプランで使えるものが多いからだ。

同様に、顧客ロイヤルティに関する調査も行われ、iPhoneユーザーが最も忠誠度が高いとの結果が出た。今iPhoneを持っているユーザーのうち88%がその前もiPhone、Androidの場合は64%が前もAndroidだった。AndroidからiPhoneに乗り換えたのは34%、iPhoneからAndroidに乗り換えたのは9%だった。

OS別顧客ロイヤルティ(AllThingsDより)

ちなみにBlackBerryは惨憺たるもので、忠誠なユーザーはたったの7%で、59%がiPhoneに、32%がAndroidに乗り換えてしまった。

やはりiPhoneの人気は高いといえる。ただ、中にはiPhoneからベーシックホンに乗り換えた人が2%いることもわかる。どういう事情があったのか、少し気になる。

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