SprintはiPhone販売好調だが損失拡大


Sprintの2012年第4四半期は、iPhoneの販売台数が220万台とSprintにしては好調だったものの、損失が第3四半期よりも大きく拡大し、13.2億ドルの純損失となった。

The Vergeによると、iPhoneの販売台数はSprintとしては過去最高記録。損失額のうち4億ドルはNetwork Visionというネットワーク統合計画の中でNextelの古いネットワークの停止・撤去を行っていることによるもの。またニューヨークを襲ったハリケーン「サンデー」で4500万ドルの損失を計上した。

同四半期にはポストペイドで加入者が40.1万件増えたが、Nextelネットワークの加入者64.4万件を失った。2012年全体ではポストペイド加入者が150万件増えたが、Nextelの加入者流出を差し引くと全ネットワークで60.5万件の増加。

Nextelの加入者をしっかりとSprintにつなぎ止めることができず、45%(265万件)が流出してしまったのが痛い。

LTEは全米58都市をカバー。数か月以内に170都市を追加し、来年までにはVerizonやAT&Tに追いつくとの意気込みを見せる。

なお、ソフトバンクによる買収はまだ完了していないため、今のところSprintの事業に大きな影響は与えていないとのことだ。

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