Galaxy Note 8.0は電話ができるはずだったが


スペインのバルセロナで開催されているMWCで、Samsungが最新タブレット「Galaxy Note 8.0」を発表した。明らかにiPad miniへの対抗だ。

Galaxy Note 8.0(Samsungのホームページより)

ディスプレイサイズは8インチで、iPad miniよりも0.1インチ大きい。解像度も1280 x 800、189 ppiで、iPad miniの1024 x 768、163 ppiよりも少し勝っている。

カメラの画素数はリアカメラがiPad miniと同じ5MPだが、フロントカメラは1.3MPと、iPad miniの1.2MPよりも若干良くしている。

CPUはクアッドコア1.6GHzで、iPad miniのデュアルコアA5よりも優れている。

このように、いろいろな面でiPad miniよりも性能を良くするとともに、iPadにはない機能もいくつか備えている。たとえばスタイラスペンで手書きや各種操作ができることは、Galaxy Noteシリーズの大きな特徴だ。この8.0では画面にタッチしなくてもスタイラスペンを上に持ってきただけで操作できるという機能が追加された。2つのアプリを同時に立ち上げて操作できるマルチタスク機能もiPadにはない機能だ。性能や機能ではiPad miniに十分対抗できる内容だ。

ところで、TechCrunchによると、Galaxy Note 8.0はスマホの機能をすべて盛り込んだことが売りなので、タブレットなのに電話ができるというのが大きな特長だ。ところがアメリカで販売されるモデルではこれが使えないそうだ。当初のWi-Fiモデルだけでなく、3G/LTEモデルでも電話機能は使えない。他の国で販売されるモデルでは使えるようだ。

これがアメリカのキャリアからの要請によるものか、消費者の好みを反映させたものか、それ以外の理由によるものかはわからないとTechCrunchは述べている。これはちょっと気になる不穏な動きだ。

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