Facebookが小売業界に参入

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Facebookが1月31日に発表したFacebookギフトカードは、Facebookの小売業界への参入といえる。Facebookの活動の場はネット上だけでなく現実社会にも広がりつつある。

Facebookのこれまでの主な収入源は広告と顧客データの提供だったが、それに加えて小売業での収入確保も狙い始めたというわけだ。それにしてもFacebookのギフトカードとは、ちょっと意外だ。

ギフトカードというのは、デパートや専門店など商品やサービスを販売している小売店や、支払い手段を提供しているクレジットカード会社などが出すものと思っていた。Facebookがギフトカードを出してどうなる、という気がしないでもない。

ところが、Vlad Deshkovich氏によると、Facebookはギフトカードを提供するのに有利な立場にあるという。たとえば友人の誕生日に何か贈りたいが、何がいいか困ったときに、Facebookを見ればその友人が何に対して「いいね」と言っているかがわかるし、ウォール上でのやりとりなどで、何が好きなのかがわかるので、どのギフトカードにするかを選ぶのに役に立つ。その分析はFacebookが得意とするところだ。

ただし、残念ながら、今のところ使えるお店はOlive Garden(レストラン)、Jamba Juice(ジュース販売店)、Target(大型スーパー)、Sephora(化粧品)の4つだけなので、この中から選ばないといけない。

贈り方は簡単だ。Facebook上で友人を選んで、「Gift Cards and Digital」コーナーでお店と金額を選んで、支払いをするだけだ。すぐに友人に通知が送られ、数日後にはギフトカードが郵送される。このカードはリチャージが可能なので、一度受け取ったら何度でも使える。同じ友人からはもちろん、別の友人からギフトカードが送られたときでも、同じカードにリチャージされる。複数のお店で使えるカードが全部1枚のカードに収納される。

従来のギフトカードにはクローズド・ループとオープン・ループの2種類があり、クローズド・ループは特定のお店でしか使えないもの、オープン・ループは加盟店ならどこでも使えるものだが、Facebookカードはそのどちらでもない新しい概念だ。とは言っても、最新のモバイルペイメントというわけではなく、使い勝手などは従来のプリペイドカードと変わらない。

新しいようで古いカードだ。PassbookやGoogle Walletなどと連携してスマホで使えるようにすればもっと便利になるだろう。

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