BusinessWireによると、T-Mobile USAが世界で最も道徳性の高い会社の1つに選ばれた。しかも5年連続で選ばれている。
これはEthisphere Instituteが行った調査によるもので、世界100か国以上、36業種にわたる調査の結果だ。
何をもって「道徳性が高い」と判断されるのか、客観的な基準があるのかどうかが問題だ。BusinessWireによると、倫理規範、訴訟や法規制の違反歴、革新的なものへの投資と持続可能なビジネス手法、企業の市民性を高める活動、経営者・同業者・取引先・顧客からの推薦などを考慮した結果だとしている。
訴訟の数や違反歴などは数値化も不可能ではないが、それ以外は客観的な判断は難しそうだ。道徳性の高い人が見ればわかるのかもしれない。
通信キャリアでは他にSingTelとPortugal Telecomが選ばれている。インターネットではeBay、ビジネスサービスとコンピュータソフトではSalesforce.com、自動車ではFord、メディアではTime Warnerなどが名を連ねている。
ちなみに日本企業では、花王、日本郵船、リコー、資生堂、損保ジャパンといった企業名が並ぶ。
顧客満足度等には直接関係はなさそうだが、基準はどうあれ道徳性は高いと言われるに越したことはない。これに選ばれた企業は何となく信頼できそうな気がしてくる。以後、T-Mobile USAを見る目が変わりそうだ。
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