Google Walletの変なカードを使ってみた

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Google Walletのプリペイドカードは昨年10月に廃止されたが、その時点の残額を返金してくれるよう希望したところ、送られてきた「変なカード」がこれだ。

外見はMasterCardのクレジットカードに見えるが、MasterCardのロゴの上に「Debit」とあるので、デビットカードなのだろう。本当はプリペイドカードのはずなのだが、プリペイドとはどこにも書いていない。

残高はもともと10ドル20セントあったのだが、カードをアクティベートしたときに1ドル引かれて9ドル20セントになってしまった。あの1ドルは何だったのかを確認しないまま、数か月放置してしまった。カードの有効期限が6月になっているので、忘れないうちに使うことにした。

アメリカのスーパーやドラッグストアなどではカードの認証端末が客の側を向いて置いてあり、カードは店員に渡さず客が自分でスワイプして、端末も自分で操作して支払いを済ませることが多い。店員は商品をスキャンして袋に入れるだけだ。また商品のスキャンや袋詰めまで客が自分でやってしまうセルフ方式のレジがあるお店も多い。

近所のスーパー「SAFEWAY」にもセルフ方式のレジがあるが、今回は不安要素があるので店員のいるレジにした。VeriFoneの認証端末が置いてある。

まずカードをスワイプする。それから画面に表示されているボタンでカードの種類を選ぶ。プリペイドという選択肢がなかったので、「Debit/Credit」のボタンを押してみた。

クレジットカードの場合は通常はこれだけで操作が完了するが、金額によっては付属のスタイラスペンで画面上でサインをすることもある。認証が完了すれば、店員がレシートをくれる。ところが今回は暗唱番号が求められた。暗唱番号を設定したかどうかは覚えていなかった。もし設定したとすればこれだろうと思う番号を試しに入れてみた。

「このカードは処理できない」とのメッセージが画面に表示された。暗唱番号が違うのなら、そう言ってくれれば他に心当たりのある暗唱番号を入れていたところだが、特に理由は示さず、ただ「処理できない」と言われてしまってはどうにもできない。

「他にカードはないのか」と店員が言うので、仕方なく他のクレジットカードを出そうとしたら、交代のために側に来ていた別の店員が、「カードを貸してみろ」というので、使えなかったカードを渡した。

「これは使えるはず」と言って、交代要員の店員がカードをスワイプして、目にも留まらぬ速さでいくつかボタンを押して、見事に処理が完了してしまった。結局カードは使えた。カードの残高が10ドル20セントあった。アクティベートのときに引かれた1ドルは戻されていたようだ。残高を全部使ってもまだ全額の支払いには足りなかったので、残りは別のクレジットカードで通常どおりの操作で支払いができた。

それにしても、この交代要員の店員はなかなか優秀だ。認証端末は客の側を向いているので、店員の側からはよく見えないはずなのに、ほとんどブラインドタッチで正確に処理してしまった。端末の操作を知り尽くしているという感じだ。アメリカのスーパーにもこんなにスキルの高い店員がいたのかと感動。

ところで、その店員はカードの暗唱番号を知らないはずなのに、どうして処理ができたのだろう。その目にも留まらぬ操作を、わずかに脳裏に焼きついている残像を頼りに再現してみると、大体以下のような感じだと思われる。

暗唱番号を求められたときに、「取消」の赤いボタンを押す。「Debit」か「Credit」かを選択するよう促されるので、「Credit」を押す。カードの残高が表示される。残高を全部使ってよいなら「OK」を押す。それで完了。

カードには「Debit」との表示があるのに、店員は「Credit」のボタンを押していた。それでプリペイドカードの支払処理ができてしまうというのだから実に不思議だ。

やっぱり変なカードだった。

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