2万ドルのスマートフォン


2万ドルのスマートフォンがCNNで紹介された。アナウンサーもあきれ顔で伝える。

CNNより

イギリスに本社のあるVERTUは去年までNokiaの子会社で、10年前からSymbianベースの超高級ケータイを作っていたが、このほど初めてのAndroidスマートフォン「VERTU Ti」を売り出した。ボディはチタン製、画面はサファイアクリスタルだから、めったに瑕がつかない。これに瑕をつけられるのはダイヤモンドだけだ。

1台ずつ手作りで、作った職人の名前とサインがSIMカードホルダーの蓋の内側にレーザーで刻まれる。OSはAndroid 4.0、CPUはデュアルコア1.7GHzプロセッサ。リアカメラは8MP、フロントカメラは1.3MP、内部メモリーは64GB。マルチSIM対応でNFC対応だが4Gには対応していない。こんなに値段は高いのに性能はそれほど高くない。金持ちは伝送速度や最先端のテクノロジーなど気にしない。

画面は3.7インチとそれほど大きくはないが、重さは180g。ずっしりとした重量感は、通信端末というよりも貴重品という風格だ。

特徴的なのはコンシェルジュ機能。画面で「コンシェルジュ」ボタンをタップすると、電話やメールでコンシェルジュに連絡でき、24時間365日、人が対応し何でもやってくれるそうだ。パンケーキが食べたいと言えば、いつでも配達してくれる。

これほどの超高級モデルはそこらのショップでは売っていない。どこで売っているのか、買う予定はないが一応知りたい。世界64か国、500か所の店舗で販売されている。そのうちVERTUの直営ブティックが70店、あとは正規代理店となっている宝石店や高級時計店などだ。日本では販売していないようだ。

 

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