マイカーを広告媒体にする

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最近宣伝カーをよく目にするようになった。マイカーを広告媒体にできるサービスがそれに拍車をかけている。

このサービスを提供しているのは、adverCarというベンチャービジネス。この会社の役割は広告主とドライバーをマッチングさせること。

ドライバーは主婦でもサラリーマンでも誰でもいい。ドライバーとして登録しておくと、その人に相応しい広告があれば声をかけてくれる。

ドライバーとして登録する際に、性別、年齢層、パーキング場所、通勤期間、通勤距離、車のメーカー、車種、ドアの数、車体の色、年式など、詳細なプロフィールを入力する。できるだけ多彩なデモグラフィーのドライバーが参加してくれれば、効果的な広告が可能になる。

広告主はどのような顧客層をターゲットにするかに応じて、効果のありそうなドライバーのプロフィールを指定すると、adverCarがそれにマッチするドライバーを探し出してくれるという仕組みだ。

マッチングが成立したら、adverCarが車を洗車して広告のステッカーを車体に貼ってくれる。広告掲載期間中は車にGPSを設置し、どこにいるか、どのような動きをしているかをadverCarが把握することができる。

広告主がadverCarに支払う広告宣伝費は1台につき月280ドル、これはタクシーの屋根の広告と同じ値段だ。ドライバーのメリットは、広告を掲載している間に月100ドルもらえることと、タダで洗車してもらえること。

ドライバーとしては月100ドルもらえればガソリン代程度にはなるし、特に何もしなくてもお金がもらえるというのが最高だ。広告主としては、タクシーの屋根に広告を載せるのと同じ費用で、より効果的に広告が出せる。adverCarは差額の180ドルの収入を手にすることができる。

三者がハッピーになるソリューションだ。よくいろいろなことを考え出すものだ。

One Response

  1. 山下秦
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    走行距離は1日30キロ、稀に仕事上1日100キロ超えます。

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