スマホ販売台数のOS別シェアでiOSが増加したが、これはT-Mobileの貢献度が大きいとの調査結果が発表された。
Kantar Worldpanel ComTech USAの調査結果をThe Next Webが紹介している。それによると、2013年3-5月の3か月間の米国のスマホ販売台数で、OS別シェアではiOSが前年同期の38.4%から41.9%へと、3.5ポイント増加した。
これに対して、Androidは前年同期の51.9%から52%へと、依然として過半数を維持してはいるが伸びはほぼ横ばい。その結果、AndroidとiOSの差がやや縮まった。
iOSのシェアが伸びた要因として、Kantarは、T-MobileがiPhone 5の販売を開始したことを挙げている。iPhone 5はT-Mobileから4月12日に販売開始されたにもかかわらず、同3か月間でT-Mobileが販売したスマホの31%を占めてベストセラーとなった。
同3か月間に販売されたスマホのうちiPhoneが占める比率はAT&Tが60.5%、Verizonが43.8%。これに比べるとT-Mobileの31%というのは大きくはないが、3か月間の途中から販売開始になったというハンディを背負っての数字だ。次の調査ではもっとはっきりした傾向が出るはずだ。
ところで、同3か月間のスマホ販売台数のキャリア別シェアでは、T-Mobileは前年同期の13.5%から10.1%へと、3.4ポイント落としている。iPhone 5の販売を開始したにもかかわらずシェアが落ちているというのは、T-Mobileにとっては由々しき事態だ。
ただこれも3か月間の途中から販売開始になったから、という言い訳ができる。次の調査でどんな数字が出てくるかを期待したい。
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