Googleがレコメンデーションアプリ「Alfred」を終了


Googleがレコメンデーションアプリ「Alfred」を7月19日をもって終了する。

TechCrunchなどが伝えているのを見て、少々驚いた。レストランなどを検索するのに重宝していたアプリだ。セレンディピティ・エンジンを搭載して、自動的に学習して「予期しない発見」を提供してくれるというので、成長を楽しみにしていた。ただここしばらくは使っていなかった。久しぶりにアプリを開いてみたら、「Webサービスエラー」というメッセージが出た。

メッセージには、7月19日で終了することと、保存されているレストランなどの情報を残したい人は、7月12日までにアプリのフィードバック画面から請求するようにとある。このエラーを報告しますか、とのオプションも出るが、これを報告してもどうにもならない。

Alfredを開発したClever SenseをGoogleが買収したのは2011年12月のこと。その時点で既にAlfredが終了する可能性は危惧されたが、Googleの広報担当者は、「当面」継続すると言っていた。それから1年半で「予期しない終了」となってしまった。

Googleの買収戦略は技術や特許などを自分のものにしてしまうか、手強い競争相手になりそうな会社を潰してしまうかのどちらか。今のところAlfredがどちらの対象になったのかは定かではないが、少なくともAlfredを開発した人たちは元気にGoogleで働いているようだ。

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