空港に車を停める人と借りる人を結びつけるサービス「FlightCar」を使ってみた。
用事で1週間ほどサンフランシスコを離れることになったため、マイカーをFlightCarに預けてみた。預けた車を他人に貸し出すかもしれないという条件のもと、何日でも無料で車を預かってくれ、洗車までしてくれる。借り手がついたら1日につき10ドルから20ドルがもらえるという画期的なサービスだ。
予約は順調だった。出発前日にFlightCarのWebサイトで車を預ける場所(サンフランシスコ空港かボストン空港が選べる)をサンフランシスコ空港に指定し、個人情報、車の情報、旅行日程などを入力すると、簡単に予約が完了した。
当日の車の引き渡しも順調だった。空港周辺にあるという駐車場の場所がややわかりにくい。特に目印がないので見過ごして一度通り過ぎてしまったが、ぐるっと回ってもう一度注意深く探すと小さな看板が見つかった。スタッフは愛想がよく、手続きも簡単に終了。黒塗りハイヤーが空港まで無料で送ってくれた。車を預けたという証拠の書類をくれないのが少し不安だったが後で確認メールがきた。
翌日、車の借り手がついたとの連絡がメールできた。ところが貸し出した車が返却される日時が車を引き取りに行く予定の日時よりも後になっていた。これは何かの間違いだろうと思い、メールで問い合わせると、調整したので問題ないとの返事がすぐにきた。
実は問題は解消していなかった。旅行を終えて車を引き取りに行った日のこと。空港に到着し、指示に従ってFlightCarに電話をした。ハイヤーが迎えに来て、また駐車場まで無料で送ってくれた。ところが駐車場にあるはずのマイカーがない。スタッフが必死に探してくれた。駐車場がオーバーフローしたときに使用するという別の場所にも見に行ってもらったが、ない! どうしてないのかスタッフもわからないという。
30分位待たされて、スタッフが説明してくれたところによると、借りた人がまだ車を返してくれていないのだという。いつ頃返してくれるのか、予定もわからないという。スタッフが手にしているタブレットではその詳細情報が見られないようだ。
仕方がないので、別の車を借りてとりあえず帰宅し、マイカーが戻ってきたら交換してもらえることになった。それにしても、ブッキングの重複は問題だが、その詳細状況がスタッフには把握できていないところも問題だ。
18才のCEOが始めたばかりのベンチャービジネス。いろいろなトラブルがあることは想定の範囲内だろうが、ひとつひとつのトラブルをどのように解決するのか、それが見ものだ。
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