UberがGoogleの自動運転車を大量購入?

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UberがGoogleの自動運転車を2,500台購入すると発表した、とTechCrunchが報じた。ところがこれは架空の記事だった。これを架空の記事と知らずに事実として再配信したニュースサイトもいくつかあった。

問題の記事は日付が2023年7月25日になっている。10年後の未来を予測して書いた記事だ。それによると、UberはGoogleの自動運転車「GX3200」を2,500台購入して、タクシーの代わりに配車する。

GX3200はGoogleが独自に開発・製造する車で、2023年のデトロイトオートショーに出展する。個人で使うことを意図した車ではなく、タクシーのような交通サービス用に作られる専用車だ。ニューヨークやシカゴなどでは従来のタクシーサービスを廃止し、自動運転車のオンデマンド配車サービスに全面的に切り替える。

Uberはこれを使用した配車サービス「UberAUTO」を2023年末までに開始する。当初は1-2都市でスタートし、2024年末までには10都市に拡大する。

自動運転車は交通ルール上も優遇される。カリフォルニア州ではフリーウエイ上に「オートパイロットレーン」という専用車線を設ける。時速120マイルまで出すことが許される。これにより通勤時間は大幅に短縮する。

ところが、タクシードライバーたちは当然ながら自動運転車の導入には反対だ。数か月前、この計画が明らかになったときに、UberのドライバーたちがサンフランシスコのUber国際本社前で抗議デモを行う。Uber側は、自動運転車の導入は全世界5万人以上のドライバー数から見ればごくわずかであり、ほとんど影響はないと言って、ドライバーたちをなだめる。

自動車メーカーも打撃を受ける。Uberの配車サービスの普及により都市部や郊外で自家用車の購入需要が大幅に減る。FordやGMの株価は過去5年間の最安値を記録する。 自動車販売が不振のため、各自動車メーカーは独自の配車・レンタカーサービスを導入するが、消費者の人気はイマイチだ。

一方Uberの株価は上昇を続ける。自動運転車大量購入のニュースを受けて、Uberの株式は時間外取引で10%も値上がりし、最高値を更新する。

これを見越して、Googleの投資ファンド「Google Ventures」はUberに2億5800万ドルを出資した。

最後の一文だけは事実だ。

Google Venturesのホームページより

 

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