AT&Tがプリペイド子会社を全国展開


AT&Tがプリペイドサービス子会社「Aio Wireless」の事業を全国に拡大する。

AT&Tは直営のプリペイド携帯ブランド「GoPhone」の他に、子会社Aioを通じて低価格のプリペイド/契約なしサービスを提供している。Aioのサービスはこれまではフロリダ州、テキサス州とアトランタの200店以上のショップとオンラインで、またシカゴではオンラインで販売されていただけだった。これを9月半ばから全国に拡大する。

料金プランは、月額40ドル(250MB)、55ドル(2GB)、70ドル(7GB)の3種類があるが、40ドルプランはベーシックフォンのみ。全プランとも音声、テキスト、データが「無制限」に使える。とは言え、データには上限があるので、真の無制限ではない。毎月上限までは4G速度(LTEで下り最大8Mbps、HPSA+で下り最大4Mbps)、上限を超えるとその月内は速度が3G(HSPA/UMTS: 下り最大700kbpsから1.7Mbps)に低下する。

これは明らかにT-Mobileへの対抗だ。ちなみにT-Mobileの契約なしプランは、月額50ドル(500MB)、60ドル (2.5GB)、70ドル(無制限)の3種類。Aioはホームページで「T-Mobileにさようならと言おう。Aioにこんにちはと言おう」とあからさまに宣伝している。

Aio Wirelessのホームページより

最近T-Mobileが勢いづいているためか、T-Mobileに追随・対抗しようという動きが活発化しているようだ。キャリアがみんなT-Mobileに見倣ってしまったら、T-Mobileの「アンキャリア」戦略はどうなる。

 

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