米国の「高速インターネット」は、実はそれほど高速ではない。
Akamaiが発表したレポート「インターネット現況(2013年第2四半期)」によると、10Mbps超の高速ブロードバンドの普及率は韓国が45%で第1位、日本が43%で第2位、米国は24%で第10位。
これが4Mbps超のブロードバンドとなると、スイスが90%で第1位にのし上がる。韓国は85%で第2位に踏みとどまるが、日本は80%で第6位に転落してしまう。米国は上位10位から消えてしまう。
4Mbps超になると順位が下がるというのは名誉なのか不名誉なのか判断しかねるが、確かに日本では昨今、10Mbps以下のインターネットサービスというのはあまり見かけないのではないか。
それにひきかえ、米国では未だに下り3Mbpsの「高速インターネット」も健在だ。AT&Tは「最高速インターネット」と称して、平気で3Mbpsや6Mbpsのインターネットを宣伝している。それを誰も文句を言わずに使っている。よく注意して聞くと、「この価格では最高速」と言っているので、あながち誇大広告とも言い切れない。
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