T-MobileのNexus 5は100ドル高い


Nexusシリーズの最新スマホ「Nexus 5」はGoogleがGoogle Playで販売するほか、T-Mobileも11月14日から販売すると発表した。ところがT-Mobileで買うとGoogle Playで買うより100ドル高い。

Google Playで販売されているNexus 5

16GBモデルのGoogle Playでの販売価格は349ドル。契約付きでない最新スマホとしては安い方だ。一方、T-Mobileの分割払いでは頭金が41.99ドル、月々17ドルの24回払いとなり、トータルの支払額は449.99ドル。これは高過ぎる。

T-Mobileが不当に利益を上乗せしているのではないかと考えたCNETが、何でこんなに高いのかとT-Mobileに聞いてみたところ、メーカーのLGに支払う金額がこの高い方の金額だという回答があったそうだ。T-Mobileが利益を上乗せしているわけではないようだ。

とすると、Googleの方が補助金を出して100ドル安く販売している可能性がある。ところがGoogleは月額料金を徴収していないので、補助金のコストを回収する手段はないはずだ。よって、Googleが補助金を出しているというのも確実ではない。

CNETはGoogleにも問い合わせているが、まだ回答はないようだ。

ところで、T-Mobileに限らず、Best BuyやRadioShackなどの小売店でも、契約なしの端末の販売価格は他のキャリアで販売されている端末の定価よりも高いことが多い。100ドルも高いのは見かけたことはないが、数ドルから数十ドル高いことはよくある。

小売店の手数料が上乗せされているのかと思っていたが、もしかしたら上記と同様、キャリアが補助金を出しているか、それともメーカーや卸売業者との力関係など、別の事情があるのだろうか。Googleからの回答でその辺の事情がわかることを期待したい。

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