2013年のベストスマホは

The Next Web（TNW）が2013年のベストガジェットを発表した。スマホの部では接戦の末、HTC OneとiPhone 5sがトップに輝いた。

2013年は例年にも増して多数の種類のスマホが出た年だ。ベストスマホの候補に挙がったのはHTC One、Moto X/G、Lumia 1020、Sony Xperia Z、LG Nexus 5、BlackBerry Z10、Samsung Galaxy S4、iPhone 5s/5c。それぞれ特長があり、甲乙つけるのは難い状況だった。

iPhoneの新機種が出るまではHTC OneとGalaxy S4が首位争いを繰り広げていた。TNWが2機種を比較評価したところ、僅差でGalaxy S4が優勢だった。HTC Oneはカメラの性能がイマイチだった。

カメラの性能ではWindows Phoneとして初めてPureView技術を採用したLumia 1020が群を抜いていた。ただアプリが限定的だったのが難点。

Sony Xperia Zは5インチの大画面、100%防水、過酷な環境にも耐える堅牢性等で際立っていたが、Galaxy S4とHTC Oneの人気に押されて影が薄くなってしまった。

GoogleがMotorolaを買収してから初めて出したスマホがMoto X。カスタマイズできることや、パワフルな音声認識技術が特長。低価格版のMoto Gも米国外では好評だった。

Nexus 5はハードとソフトがほぼ完璧に融合したAndroidスマホ。ストックの（素の）Androidスマホとして、スキンの（メーカー版の）Androidスマホよりも数段使い勝手が良く価格が安い。これに勝るものを探すのは難しい。

iPhone 5sは指紋認証も採用され、紛れもなくこれまでのiPhoneの中では最高。さすがAppleの魔力は衰えていない。

というわけでTNWの結論は、トップがHTC OneとiPhone 5sの2機種。次点はLumia 1020、Moto X/G、Nexus 5の3機種。iPhone 5sは文句なしのトップだが、HTC OneはAndroidスマホの中で初めてiPhone並の品質のハードや使い勝手の良さを実現した点と、HTC社の起死回生に貢献した点が評価された。

ところでTNWの比較評価で僅差でHTC Oneより勝っていたGalaxy S4がどこかへ行ってしまった。