4キャリアの端末早期買換え比較


The Vergeが、4キャリアの最新の端末早期買換えオプションの比較をしている。以前に比べるとそれほど「ぼったくり」の度合いはひどくなくなったが、まだ油断はできないようだ。

The Vergeは以前にも同様の比較をしているが、そのときはどのキャリアもひどい「ぼったくり」だと評価していた。その後各社が内容を変更したので、最新の情報に基づいて比較し直した。

正常な買換えユーザのトータルコスト比較(The Vergeより)

今回の比較では、iPhone 5s(16GB)を購入して、データを月間2GB程度使うことを想定したプランに加入したものとして、トータルコストを比較した。

まず「正常な」買換えユーザの場合(2年間で2回買換え)、2年間のトータルコストはT-Mobileが2,328ドルと最安。2位がSprintの2,522.07ドル。3位がVerizonの2,606.60ドル、4位がAT&Tの2,700ドルという結果。

参考までに端末早期買換えオプションを利用せず、従来のプランで2年に2回買い換えた場合と比較すると、各社とも端末早期買換えオプションを利用した方が従来プランよりも400ドル程度安くなっている。

次に「性急な」買換えユーザの場合(2年間で4回買換え)、2年間のトータルコストはやはりT-Mobileが2,814ドルで最安。2位がVerizonの3,092.90ドル。AT&TとSprintは半年ごとの買換えができないので、除外された。

これも参考までに端末早期買換えオプションを利用せず、従来のプランで2年に4回買い換えた場合と比較しているが、T-MobileとVerizonの両社とも端末早期買換えオプションを利用した方が従来プランよりも1200ドル程度も安くなっている。

前回比較時に批判の的になったAT&TとVerizonの料金二重取り問題(端末補助金を利用しない顧客からも利用する顧客と同じ月額料金を取っていた)は解消され、多少ユーザ本位の制度にはなっている。

ただ、油断できないのは、各社とも端末早期買換えオプションでは、端末を長く使えば使うほど、すなわち買換えの間隔が長くなればなるほど支払額が増えて割高になるということだ。

いずれにしてもまだ「ぼったくり」の範囲内なので気をつける必要がある。

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