HTC One (M8)にはリアカメラが2つ


HTCの最新スマホ「HTC One (M8)」が出た。これにはリアカメラが2つ付いているというのが注意を引いた。

HTCのプロモーションビデオより

「Duo Camera」という新機能。背面に通常のカメラがあり、その上に小さなカメラがもう1つ付いている。通常のカメラの方は画素数が4メガピクセルと、それほど高性能ではない。その上の小さなカメラは2メガピクセルで、さらに性能が劣る。

このそれほど高性能ではないカメラが2つあることで可能になることは、「3D写真が撮れる」と期待したが、そうではなかった。Engadgetによると、小さなカメラの方は写真を撮るためではなく、被写体の深度を測定するためにあるようだ。これで素早くオートフォーカスが作動してくっきりした写真が撮れるようだ。

その他にも写真の編集機能が充実するなどメリットはあるようだが、2つのカメラでできることにしてはあまりインパクトがない。

それに、カメラの画素数も他社の最新機種と比べると見劣りがする。たとえばiPhone 5sは8メガピクセル、Galaxy S5は16メガピクセルだ。ただしHTCの場合は「UltraPixel」という技術を使っているので、画素数が少なくても鮮明な写真が撮れるそうだ。でも少し物足りない。

その物足りなさを補うかのように、自分を写すときに使う前面カメラは5メガピクセルと、背面カメラよりも画素数が多い。この点は他社に勝っている。前面カメラの画素数はiPhone 5sが1.2メガピクセル、Galaxy S5が2メガピクセルだ。

しかし前面カメラが5メガもあるのだから、バランス上背面カメラもそれ以上はほしいところだ。それにせっかくカメラが2つあるのだから、もっとワクワクするような使い方ができてほしかった。それはこれからできるようになる。と信じたい。

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