Sprintがデータシェアプランの試行導入


今まで「真の無制限」で他社との差別化を図ってきたSprintが、AT&TやVerizonにならってデータシェアプランを一部地域で試行導入する。

CNETがスクープした。Sprintの料金プランに詳しい人が明らかにしたそうだ。さらに現行プランの割引きも試行導入するという。

CNETより
データシェアプランの料金(CNETより)

データシェアプランはサンディエゴ、ポートランド(オレゴン州)、ラスベガスの3都市で試行的に提供する。データ部分の月額料金が1アカウントにつき1GBで20ドルから60GBで225ドルまで。その他に無制限の音声とテキストが含まれる基本料が1回線につき25ドル(データが10GB以下の場合)または15ドル(データが20GB以上の場合)かかる。

データ部分の料金をAT&Tと比べてみると、1GBの場合AT&Tは25ドルなのでSprintは5ドル安いだけだが、40GBだとAT&Tは300ドルなのに対してSprintは150ドルと、半額になる。データ量が多くなるほどAT&Tとの料金差を大きくしようという作戦だ。

この他にFramily Planの割引料金もバッファロー(ニューヨーク州)、フィラデルフィア、プロビデンス(ロードアイランド州)で試行提供する。現行では1回線の場合は55ドルなのに対し、割引料金では1回線の場合45ドルになる。現行では7回線になると1回線あたり25ドルになるのに対し、割引きでは5回線になると1回線あたり25ドルになる。

さらに無制限データの利用者向けの割引料金も試行提供するが、これはシカゴ、ミネアポリス、ミシガン州西部が対象地域だ。現行のFramily Planで無制限データを利用すると1回線の場合75ドルかかる。これが試行割引きでは55ドルになる。加えて3GBで40ドルのプランも用意する。ただし端末を定価または分割払いで購入するか別途購入した端末を持ち込むことが条件だ。

以上をすべて全都市で本格導入するとかなり思い切った料金施策になりそうだが、それぞれ別の地域で試行提供とは思い切りが悪い。

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