モバイル決済のSquareがレストランの出前サービスのスタートアップ、Caviarを買収する方向で協議中だ。買収額は1億ドル以上になる可能性があるという。
モバイル決済と出前サービスは親和性はあるが、分野が全然違う。協業ならわかるが統合することもないのではないかという気がしないでもないが、Squareは5月に「Square Order」を開始して既に飲食業界に参入しているので、出前サービスを統合することにはそれほど違和感はない。決済と注文の体制はできているので、これに配達が加われば飲食ビジネスの一貫提供体制がかなり整う。残るは調理することぐらいか。
一方、Caviarはグルメ料理を短時間で届けるサービスとして、まずはサンフランシスコで開始し、順次他の都市にも拡大中。4月に1,300万ドルの資金調達をしたばかり。このタイミングで身売りするのは不可解だが、TechCrunchによれば今、食事の出前サービスに投資家の資金がどんどんつぎ込まれている。今後、この分野で激しい競争が繰り広げられることが予想されるので、体力のある大きな会社についてしまった方がいいとの判断もあるのではないかとしている。
投資家の興味があるうちなら高く売れる。高く売れるうちに売っておいた方がいい。おっと、まだ買収すると決まったわけでなかった。
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