消火栓の色には意味がある、の続編。サンフランシスコの消火栓は通常は白いが、金色の消火栓が1つある。これは誰かが勝手に塗り替えたものではなく正式なものだ。
ダウンタウンの南西部のミッション地区にあるドロレスパークの南西に位置し、20番ストリートとチャーチストリートの交差点の南東の角にある。
1906年4月18日に起こったサンフランシスコ大地震の直後、ダウンタウンは大火災に見舞われ、ミッション地区にも火の手が襲って来た。
他の消火栓はすべて水が出なくなってしまったのに、この消火栓だけは奇跡的に水を出し続け、この付近の多くの建物や人命を救ったという英雄的存在だ。だからこの付近には昔からのビクトリア調の建物が多く残っている。
この功績をたたえ、「小さな巨人」は毎年4月18日に金ピカに再塗装される。2012年には間違えて銀色に塗られてしまったこともあるそうだ。
それにしても、この消火栓だけ水が出続けた理由は未だに解明されていないようだ。不思議だ。
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