サンフランシスコの消火栓には細めと太目の2つのタイプがある。これは水圧だけでなく水質も違うので要注意だ。
細めのタイプは通常は全身が白に塗られている。これは一般の上水道から水を持って来ているので水圧が弱めだ。よってこの水は非常時には飲めないこともなさそうだが、基本的にはあまり勧められない。
暑い日に水浴び用として使えないこともなさそうだが、壊れて水が吹き出ているとき以外はそんなことをしてはいけない。
細めの消火栓は古いものだと頭に丸い突起があるものがある。これは馬に乗って来たときにつないでおけるように配慮されている。
太目の消火栓は高圧タイプ。ボディが白で、天辺の色は青、赤、黒の3種類。これは貯水池や貯水タンクから水を持って来ている。天辺の色で水源がわかるようになっている。
ちなみに貯水池はツインピークスという高台にあり、さらにアッシュベリー地区とフィッシャーマンズワーク近くのジョーンズストリートの高台には貯水タンクがある。
この水は長期間溜められていた水なので汚れている。下水を再利用する場合もある。非常時には海水も動員される。臭いもひどいはずだ。
非常時にも決して飲んではいけない。壊れて水が吹き出ていたとしても、水浴びをしようなどと考えてはいけない。
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