スマート歯ブラシが競争激化の兆し


最近スマート歯ブラシが相次いで登場し、競争激化の兆しを見せている。

何でもネットワークにつながって多機能になるスマート化現象は、とうとう歯ブラシにまで押し寄せている。

スマート歯ブラシでは先行しているProcter & GambleのOral-B SmartSeries Bluetooth Toothbrush。(名前が少し長いので最後の方はまとめてBlueToothBrushにしてはどうだろうか。)

Oral-B SmartSeriesのホームページより
Oral-B SmartSeriesのホームページより

これはBluetoothでスマホとつながる電動歯ブラシ。ユーザの歯の磨き方や頻度などを監視し、どの部分の磨き方が足りないなどのアドバイスをしてくれて、歯科医が推奨する磨き方ができるようアシストしてくれる。2014年2月のMWC(モバイル・ワールド・コングレス)で発表された。The Wall Street Journalによれば、現在欧州(英国)で販売されているが今秋にも米国に登場する。

ニューヨークのKolibreeも面白い。Bluetoothでスマホとつながり、歯の磨き方を矯正してくれるという代物だが、スマホでゲームをしながら歯を正しく長時間磨けるような仕組みも作っている。2014年1月のCESで発表し、4-5月にKickstarterで資金調達を行い、目標7万ドルのところ10万ドル以上の調達に成功した。10月から発送予定。

ケンタッキー州に本社のあるBeam Technologiesは、加速度計を内蔵した手動歯ブラシ「Beam Brush」を開発した。これもBluetoothでスマホとつながる。スマホのアプリがユーザの歯磨きの履歴を管理し、2分間磨くよう奨励し、その2分間に音楽を聞いたりすることができるようになっている。さらに普通の歯ブラシに外付けで付けられる加速度計「Beam Brush Bug」も発表した。MobiHealthNewsによると、同社はこのほどベンチャーキャピタルから500万ドルの資金調達に成功した。

スマートになって便利に使えるだけでなく、歯を磨くということを楽しい体験に変えようというトレンドの兆しもうかがえる。

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