ホテルのビフォーアフターがすごかった


FOXチャンネルで毎週放映されている『Hotel Hell』は、日本の『大改造!!劇的ビフォーアフター』の米国版かつホテル版だ。先日放映された、ミシシッピー州のホテル・チェスターの改造劇はすごかった。

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FOX チャンネル「Hotel Hell: Hoel Chester」より

何がすごいって、たった1時間足らずの番組の中で、Verizon(NFL Mobileと新スマホ半額)、AT&T/Amazon(Fire Phone)、Sprint/LG(G3)、T-Mobile(4回線で月100ドルのファミリープラン)の大手携帯4社が競ってCMを流していたのだ。

それだけでなく、この4社以外にもComcast(Xfinity X1トリプルプレイ)、Microsoft(Lumia 635)、IntelなどのCMも入っていたのもすごい。

こんなに大勢の名立たる通信/IT企業がスポンサーに名を連ねている番組は、スーパーボウルやワールドシリーズなど数時間にわたる大人気イベントのとき以外はあまり見たことがない。

ところで、その日の『Hotel Hell』の内容自体も感動ものだった。

日本人と思われるスキエさん(英語の発音では「スーキー」)がアメリカ人の夫と2人で経営するホテル・チェスター。夫が数年前に事故で足をケガしてから、ホテルの運営がままならなくなる。

部屋は汚れ、庭は荒れ、スキエさんが1人でシェフを務めるレストランも味は不味いし、でき上がるまでに1時間以上もかかる。

客足が途絶え経営が行き詰まる。家は差し押さえられ、2人はホテルの1室をねぐらにしていた。

そこへ登場した「匠」こと、スコットランド生まれの有名シェフのゴードン・ラムゼイ氏。2人の置かれた状況を理解し、ホテルを大改造する。

ゴードンは厳しいことをずけずけと言うため、番組内でしばしば依頼者と口論になったりもするが、今回はそのような場面はなかった。スキエさん夫婦は実に素直で、人の良さそうな感じを受けた。

「この人なら助けたい」と思われるような人間になりたいものだ。

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