T-Mobileが低額プランにデータ4倍オプションを追加


T-Mobileがエントリーレベル向けの低額プランに、使えるデータ量が4倍になるオプションを追加する。

T-Mobileの現行のエントリーレベル向け料金プラン「Simple Starter」は、月40ドルで、音声とテキストが無制限でLTEデータが500MBまで利用できる。

9月3日からはこれに月5ドルを追加して、LTEデータが4倍の2GBまで使えるプランが利用可能になる。2GBと言えばもうエントリーレベルではなく、中堅クラスだ。

他社のエントリーレベル向けプランはデータが上限を超えるとバカ高い超過料金がかかることに、T-Mobileは批判的だ。たとえばVerizonで月50ドルのプランに入って、1GB余計に使おうものなら、月65ドルになってしまう。これはクレージーだとT-Mobileが批判する。

厳密にはVerizonには月50ドルのプランはなく、たとえばエントリーレベルの250MBプランでスマホ1台だと月55ドル、端末代金分割払いの「Edge」の利用で月45ドルとなる。

Verizonの250MBプランの場合の超過料金は200MBごとに15ドルだから、1GBも余計に使ってしまうと75ドルが追加されて130ドル、「Edge」利用で120ドル。これは確かにクレイジーだ。

ところで、T-Mobileのメインの料金プラン「Simple Choice」には、月50ドルで音声とテキストが無制限でLTEデータが1GB使えるプランがある。新プランの登場でこのプランの意味がなくなってしまうような気もするが。

現行プランの中に新プランを割り込ませてみても、あまりバランスが良くなさそうだ。

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T-MobileのSimple Choiceプランの比較表に加筆

「Simple Choice」と「Simple Starter」の違いは、データが無制限かどうかということ。「Simple Choice」の場合はデータが上限を超えると速度が遅くなるが一応無制限に使えるのに対し、「Simple Starter」の場合は上限を超えるとデータが使えなくなる。

50ドル・1GBで速度が遅くなるのと、45ドル・2GBでストップしてしまうのと、どちらがいいかと問われれば、45ドル・2GBでストップの方に一票。

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