最強のハンバーガーを食べてみたい。そんなことを考えたのは、大手ハンバーガーチェーンのBurger Kingがカナダのコーヒー・ドーナツチェーンのTim Hortonsを買収する話が問題になっているからだ。
何をもって「最強」とするかは議論の余地がある。おいしさ、満足感、満腹感、肉の量、健康への有害さなど、いろいろあるが、主観的なものでは比べるのが難しい。数字ではっきり表せるものとしては、カロリーが1つの目安となる。
Burger Kingには「トリプル・ワッパー・サンドイッチ(Triple Whopper Sandwich)」というのがある。前々から目をつけてはいたのだが、まだ試したことはない。1/4ポンドのビーフのパテが3枚とトマト、レタス、オニオン、ピクルス、マヨネーズなどが入っている豪華なハンバーガーだ。

カロリーは1150キロカロリー。マックでこんなカロリーのメニューは見たことがない。まさにBurger Kingの名に相応しい。これが最強のハンバーガーだろうと思っていた。
ところが調べてみたらもっと上があった。Carl’s Jr.の「The 1/2lb. Texas BBQ Thickburger」は、1280キロカロリー。

イベントや遊び半分でもっとすごいハンバーバーガーを作るのは可能だが、お店で普通に買えるバーガーとしては、今のところこれが最強ではないか。
6月にサンディエゴでデビューしたChicken Charlie’sの「Krispy Kreme Triple Cheeseburger」もすごい。正確なカロリーは定かではないが、おそらく1500キロカロリーを超えると想像される。これは場所がサンディエゴで、しかもイベント時のみの提供なので今回は対象外としたい。もしサンフランシスコにもやって来たら試した上で「最強」の栄冠を授与してもいい。
ところでBurger KingがTim Hortonsを買収することについては、米国のためにならないとか熱帯雨林地域のためにならないとか問題が提起されている。企業や株主にとっての戦略も大事だが消費者の心が離れないようにすることも大事だ。
消費者の心をつかむため、たとえば、どこにも負けない最強のハンバーガーを提供してはどうだろうか。
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