AppleのWatchにファッション業界が沸き立つ


AppleがiPhone 6/iPhone 6 Plusとともに、スマートウォッチ「Apple Watch」を発表した。Apple初のウェアラブル端末にファッション業界が沸き立っている。

Appleのホームページより
Appleのホームページより

スマートウォッチはこれまでにも他社からいくつか出ているが、どれも反響はあまり大きくなく、認知度も普及度もイマイチだった。それに引き換え「Watch」の反響はすごい。ファッション業界が大騒ぎするくらいだ。

「Watch」は腕時計の形をしたコンピュータだが、単に腕時計として使っても十分楽しめる魅力ある製品だ。腕時計型のウェアラブル端末を腕時計として使う、というのは当たり前のようだが新鮮だ。

「Watch」はデザインや仕上げが非常に美しく、洗練されていると評判だ。たとえば9To5Macが伝えるように、ファッション業界の専門誌のエディタがすばらしいと絶賛している。Financial Times紙は、AppleがWatchでファッション業界に進出したと評している。

「Watch」は美しいだけでなく、種類が豊富だ。まず大まかな種類としては画面のサイズ(縦の長さ)により、38ミリと42ミリの2種類、本体の材質により、ステンレススチール製の「Watch」、アルミ製の「Watch Sport」、18Kゴールド製の「Watch Edition」の3種類、それぞれがカラーバリエーションにより2種類ずつあるので合計12種類。

そして脱着可能な時計バンドがまた豊富だ。さらに文字盤がこれまた非常に多彩なオプションの中から選べ、いつでも簡単に変更できる。可能なオプションを組み合わせることで、種類は何百万通りにもなる。まったく同じものを持っている人に出会う確率は極めて低くなる。

こんな個性やファッション性は今までのスマートウォッチにはなかった特徴だ。腕時計というのは時刻を知る道具であるとともにファッション性の高いアクセサリーだというところを見落とさなかったAppleの感性が発揮されている。

製品におけるデザインの大切さも改めて認識させられる。そう言えば、Appleは数日前に著名な工業デザイナーのMarc Newson氏を迎え入れている。どうりで洗練されているはずだ。

Leave a Reply