SFの無料Wi-FiはGoogleのお詫び


サンフランシスコの公共無料Wi-Fiスポットのエリアが拡大した。これはGoogleからのお詫びのしるしだ。

今まではダウンタウンのマーケットストリート沿いだけに限られていたが、このほど、公園やレクリエーションセンターなど32か所でも無料Wi-Fiが使えるようになった。

SFホームページより
サンフランシスコ市のホームページより

上の地図の緑色の部分で無料Wi-Fiが使える(その他にコーヒーショップなどの私設の無料Wi-Fiが至るところにある)。

TIMEによると、この公共無料Wi-FiサービスはGoogleからの60万8,000ドルの寄付で賄われたものだ。

シリコンバレーのIT企業の繁栄により、サンフランシスコの住宅コストや諸物価が高騰して、多くの住民が追い出されたり迷惑を被ったりしている。この「gentrification」を生み出している典型的なIT企業としてGoogleが槍玉に挙っている。

Googleが自発的に寄付したのではなく、サンフランシスコ市からの「迷惑をかけているのだから誠意を見せろ」との支援要請に応じた形のようだ。

Googleはそれとは別に、今年に入ってから、働く若者のバス代として680万ドルを市に寄付している。

Googleのおかげでいろいろと便利な世の中になっていることはありがたいことだが、サンフランシスコの住宅コスト高騰の問題はまだ解決していない。