iPhone 6が早くもオークションにかけられた。定価649ドルの16GBモデル。果たしてその落札価格は。
オークションサイトは「Swoggi」。1件につき3日間かけてさまざまな商品のオークションが実施されている。発売されたばかりのiPhone 6が登場するのは珍しいが、このサイトにはこれまでも何度か登場している。
通常はクローズ間際まで動きはない。クローズまで後2時間ちょっととなった時点で、価格は11ドルちょっと。これで買えれば万々歳だが、そんなわけはない。
クローズまで後2分。19.44ドル。価格は参加者がビッド(応札)ボタンを押すたびに1セントずつ上がるのでそれほど急激には上がらない。それにしてもこんなに動きがないものか。ひょっとしてこのまま落札してしまうのでは。
クローズまで後1分。19.60ドル。この調子で行けば20ドル以下で落札してしまうのでは。
クローズまで後5秒。19.76ドル。これで落札かと思われた。その瞬間、分数が増えた。クローズまで10秒以内になると、終了時間を延長できるようだ。時には15秒、時には4-5分増えることもある。
それが延々と繰り返されるので、ウォッチするのを諦めた。結局クローズしたのは米国東海岸時間の10月13日の午前11時頃。ウォッチするのを諦めてから16時間後だ。そのままずっとウォッチし続けなくて良かった。
落札価格は117.67ドル。ただ落札者にとってのコストはそれだけではない。有料のビッドは1回ごとに50セントかかる。この落札者は502回の有料ビッドをしているから251ドルかかっている。
落札価格と合わせて368.67ドル。それでも定価より280.33ドル安い。これなら悪くない価格だ。
ただ、ここに至るまでにぎりぎりまで競り合って落札できなかったケースがあるとすれば、コストはそれで収まらない。それにかかった時間も計り知れない。
オークションで安く手に入れるのも容易ではなさそうだ。