近所のショッピングモールの駐車場に電気自動車(EV)用の充電器が設置された。
充電している間にショッピングができるので便利だ。充電中に車を離れてもいいのかどうかは不明だが。
これを展開しているのはCar Charging Group, Inc.という会社だが、充電器には「NISSAN」のマークが表示されている。
このような充電スペースは見渡せる範囲では1台分しかなかったが、まだEV人口が少ないせいか、20分ほど見守っていた間に使った車を見かけることはできなかった。
充電料金は現場には表示されていなかったが、同社のホームページによると場所にもよるがこの地域はだいたい1kWh当たり49セントのようだ。これが高いのか安いのか、ちょっと考えてみた。
単なる電気代として考えると、一般家庭の電気料金はわが家の場合では1kWhあたり平均16セント位なので、充電器の電気料金は約3倍高い。
これを燃料代として考えるとガソリン代との比較になるので話はやや複雑になる。米環境保護局(EPA)の基準によると、ガソリン1ガロン(3.785リットル)は33.7kWhの電力量に換算されるので、それをもとに充電器の料金をガソリンの値段に換算すると1ガロン当たり約16.5ドル。
わが家の周辺のガソリンスタンドの料金は1ガロン当たり3.3ドル位なので、単純に比較すると燃料単価は電気の方が5倍高くなるが、車の燃費も考慮しないといけない。
たとえば日産LEAFの換算燃費は市街地で126MPG(マイル/ガロン)。トヨタCamryのガソリン車の燃費は市街地で25MPG。とするとLEAFの燃費はCamryの5分の1。
充電器の料金はちょうどいいレベルに設定されているようだ。