Uberがまた叩かれている


タクシーとリムジンの中間的な「庶民のプライベートドライバー」サービスを提供するUberが、ワシントンD.C.で違法として問題視されている。TechCrunchの情報。

iPhoneやAndroidスマホを駆使して、近くのドライバーの位置を調べたり、乗りたい場所を指定して車を呼んだりすることができる。使う車はリンカーンなどの高級車。時間と距離で課金され、タクシーより高めだが、リムジンほどかしこまらずに気軽に乗れる。運賃はチップも込みであらかじめ登録したクレジットカードに課金されるので、その場で支払う必要がない。財布を忘れても乗れる。

これを違法だと問題視しているのは、ワシントンD.C.でタクシー免許を主管するタクシー委員会。このサービスはタクシーにもリムジンにも分類されないので該当する免許がないと主張している模様。一方のUberはサービス開始前にタクシー委員会と協議して問題がない旨確認していると反論。

以前サンフランシスコでも同様の問題が起こり、サンフランシスコ交通局とカリフォルニア公益事業委員会から営業停止を命じられたが、Uberは引き続き営業しているところをみると、問題ないことが確認されたのかもしれない。ただ州によって免許制度や法律が違うのでどうなるのか注目される。

いずれにしても、利用者にとっては大変便利なサービスなので、該当する免許がないのが問題なのであれば新しく創るなり、制度の方を見直すべきだろう。

今まで誰も提供していなかったニッチの分野にベンチャー企業が進出して成長している好例だ。既存勢力の抵抗に負けずに頑張ってもらいたいものだ。

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