路線バスをWi-Fiホットスポットにする


路線バスをWi-Fiホットスポットにするベンチャー企業が490万ドルの資金調達に成功した。

TechCrunchによると、車両Wi-Fiソリューションを手掛けるベンチャー企業のVeniamが、シリーズA投資ラウンドで490万ドルの資金調達に成功した。

同社は路線バスをWi-Fiでつなぐというプロジェクトを、これまでポルトガルのポルトで限定的に行ってきたが、今回調達した資金はこのプロジェクトを米国内で展開するために使用する。

Veniamのプロモーションビデオより
Veniamのプロモーションビデオより

バス車内のWi-Fiサービスは珍しくないが、この企業がやろうとしているのはそれだけではない。移動中の車両同士をWi-Fiでメッシュ状につないで、セルラー回線がなくても使えるネットワークを構築しようというもの。

これによりバスがインターネットにつながるだけでなく、バスの位置や状態などに関するさまざまな情報がサーバに送信される。このビッグデータを収集・活用しようという狙いもあるようだ。

行く行くはバスだけでなく、道路を走っているすべての車両が、そして動くものすべてがWi-Fiでつながる。同社はこれを「Internet of Moving Things」と呼んでいる。

技術的な詳細はまだわからないが、とにかく何やらすごいことをやろうとしているようだ。