Verizonのバーチャルコンシェルジュ


iPhone 4SのSiriをきっかけとして、バーチャルアシスタントというものがブームになりつつある。

ラスベガスで開催されたCESで、AT&Tが車に搭載するSiriのようなバーチャルアシスタントを発表した。音声認識技術を駆使してドライバーがなるべく運転に集中できるようにするというコンセプトだ。まだプロトタイプ製作以前の段階だが、どの程度のことができるようになるのか楽しみだ。自然な会話を認識して動作するらしいが、会話が弾んで逆に運転がおろそかにならないか、少し不安でもある。

ところで、Verizonもバーチャルアシスタント関連サービスを提供している。Verizonコンシェルジュというものだ。これは音声認識とは関係がないが、マンションなどの住人向けサービスや管理業務を機械化し、スタッフは人間的なサービスに専念できるようにとのコンセプトだ。

出前の注文、花の配達、クリーニングの依頼、ベビーシッターの依頼、タクシーの配車、映画のチケット予約、レストラン予約など、ホテルのコンシェルジュがやってくれるようなサービスをコンピュータがやってくれる。イベントの案内をしたり、注意事項を周知したり、集会所の利用を予約したり、修繕の手配をしたり、売りたし・買いたしの情報交換の場を提供したりなど、マンションの要望や事情に応じてカスタマイズも可能だ。

このサービスはFiOSが入っているマンションであれば無料で利用できる。次に引っ越すときは是非ともFiOSの入ったマンションに住みたいものだ。Verizonとマンション管理会社の思惑にまんまと乗ってしまった。

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