T-Mobileからオンラインで購入したiPhone 6 Plusが「No Service」と表示されてセルラー回線が使えなかったが、この端末は盗難品だった可能性がある。
カスタマーサービスに電話しても埒が明かなかったので、最寄りのT-Mobileのショップに問題のiPhoneを持ち込んだ。
新米らしきスタッフが出迎えてくれた。用件を伝えると、スペシャリストなるスタッフに取り次いでくれた。
スペシャリストは開口一番、「どこで壊したのか」と言う。「ええっ?」と聞き返したら、もう一度「どこで壊したのか」と笑っている。
もちろん冗談だよという仕草をするが、悪い冗談だ。敢えてふざけて、フレンドリーな雰囲気を醸し出そうとしているのだろうが、その作戦は失敗だ。
問題のiPhoneを差し出して状況を伝えると、奥のカウンターでチェックしてくれた。初期化して設定し直したり別のSIMを入れたりして確認しているが、なかなか原因がわからないようだ。
しばらくして、今度はレジの付近にいた別のスタッフのところに行って相談を始めた。少し経ってからニヤニヤしながら戻って来て、「どこで買ったのか」と言う。
「T-Mobileのオンライン販売だ」と伝えると、「t-mobile.com」かと言う。「そうだ」と答えると、「t-mobile.comだってよ」と、レジのスタッフに大声で知らせて、またニヤニヤしている。
そして「この端末はfraud(不正行為)のために端末識別番号(IMEI)がブロックされている」という。つまり盗難品の可能性があるということだろう。
本当にT-Mobileから買ったのか、と疑いの目で見ているのが明らかだった。そういう態度や言動を示す前に事実確認をしたらどうなのだろう。どこで買ったものか、顧客データ等で確認できないのだろうか。
そして「このiPhoneはこのショップで販売したものではないから、これ以上の対応はできない。カスタマーサービスに電話するように」と言う。
カスタマーサービスに電話して、IMEIがブロックされているので何とかしてくれと自分で言うしかないと言う。
そのショップで買ったものではないにしても、同じT-Mobileなのだから、関係部署に連絡して確認や解決をしてくれてもよさそうなものだが、それはできないようだ。
こんなトラブルは初めてなので、他のキャリアでも同じような対応をするのかは不明だが、非常に不快な気分でショップを後にした。