T-Mobileのアカウントが登録できない原因は


T-MobileのiPhone 6 Plusがやっと使えるようになったと思ったら、今度はオンラインサイト「My T-Mobile」でアカウントが登録できなかったというトラブルの続編。

カスタマーサービスに電話をして、散々やりとりした挙句、使い始めてから3日経たないとアカウントの登録ができないと言われた。3日経ってからやってみた。やはりできない。

念のためもう1日様子を見て、4日経ってからやってみたが、やはりできない。「要求を処理できません。カスタマーサービスに連絡してください」とのエラーメッセージが出る。

またまたカスタマーサービスに電話して状況を伝えると、「調べるので少し待つように」と言われ、待っている間に、突然別の担当者が出てきた。「How are you?」と聞くので、もう一度最初から状況を伝えた。

「テクニカルサポートに代わるので、少し待つように」と言われ、しばらく待っているとテクニカルサポートの担当者が出てきて、また「How are you?」と言う。

また最初から同じ説明をしないといけないのか。おそるおそる「事情はカスタマーサービスに話したが」と伝えると、「話は聞いている」と言う。それならそうと最初に言ってほしいものだ。

アカウントの登録ができない原因がわかったようだ。入力した生年月日が登録されている生年月日と違うのが原因だそうだ。

入力した生年月日は間違いないので、登録されている生年月日が間違っていることになるが、そもそも今回は生まれて初めて「My T-Mobile」のアカウントを作成しようとしているところなので、生年月日が既に登録されているというのがおかしい。しかも間違って登録されているとはタチが悪い。

「これまでにカスタマーサービスに連絡したことはあるか」と聞かれたので、今回購入した4台のiPhoneのうち1台の調子が悪かったので、何度もカスタマーサービスに連絡したと伝えた。その際に担当者が間違った生年月日を入力して登録してしまった可能性がある。

間違いとはいえ一度登録してしまうと、これを訂正するのは容易ではないらしい。生年月日を証明できる身分証明書を持参して最寄りのT-Mobileのショップに行くしかないと言う。身分証明書の原本を担当者が確認してからでないと、訂正ができないシステムになっているそうだ。

しかしどうも納得がいかない。T-Mobileの担当者が間違って登録した情報を訂正するために、身分証明書を持ってショップに行かないといけないというのはひどい話ではないか。

何と言い返したらいいものか、少し考えていると、担当者が「わかりましたか(Does it make sense?)」と言うものだから、「ノー」と答え、「他に方法はないのか」と聞いてみた。「残念ながら、ない」と言う。これをもって一件落着としたい様子がうかがえる。

最寄りのショップに出向くのはそれほど困難でもないが、年末でいろいろと用事が立て込んでおり、しばらくショップには行けそうもない。

とりあえず、アカウントを登録しなくてもオンラインか電話で請求額を確認して支払いができるのかと聞いてみた。そういう話はビリング担当に相談する必要があるようで、「ビリング担当と話したいか」と聞くので「話たい」と答えると、「ビリング担当に代わるので少し待つように」と言われた。

少し待っているとビリング担当が電話口に出てきた。また最初から事情を伝え、しばらくショップには行けないので、その間、電話かオンラインで請求額の確認と支払いがしたいと伝えた。

オンラインでアカウントを登録しなくても、カスタマーサービスに電話すれば支払いができるそうだ。自動音声で支払いをすると追加料金はかからないが、オペレータと話をしながら支払いをすると5ドルの手数料がかかるという。

「では、自動音声で支払いをすることにする」と伝え、念のため「ところで、担当者が身分証明書も見ずに生年月日を間違って登録したのに、正しい情報に訂正するために身分証明書を持ってショップに行かないといけないというのはおかしな話ではないか」と言ってみた。

ビリングの担当者は、「生年月日はいつだ」と聞くので、正しい生年月日を伝えると、年の数字が1つだけ違っていると言う。「今修正したので、サインアップしてみてほしい」というので、電話をつないだままパソコンでアカウントを登録してみたら、できた! やっと「My T-Mobile」にログインできるようになった。

「My T-Mobile」のログイン画面
「My T-Mobile」のログイン画面

何だ、ショップに行かなくても訂正できるではないか。ビリング担当の権限でできるのか。

そういうわけで、アカウント登録のトラブルはすったもんだの末、最後の最後であっけなく解決した。それにしても、さすがに「アンキャリア」だけあって、今までに経験したことのないトラブルに遭遇させてくれる。