ライドシェアリングのLyftがトレードマークのピンクのヒゲを剃り落とすことになった。
車の鼻先に生やしたピンクのヒゲは、ライドシェアリングには何の関連性もないが、よく目立つので乗車する人にとっては目印になってわかりやすい。傍目に見ても笑顔を誘い、Lyftがどの程度普及しているかを判断するのにも役立っていた。
Wiredによると、これはLyftにとってメリットもあったがデメリットも大きかったようだ。こんなヒゲが相応しくない場面もあるからだ。たとえば、重要なビジネスミーティングの場に乗り付けるようなときには場違いだ。それで乗車を控えたユーザが多々いたことだろう。
そこで、Lyftはこのたび、この大きなヒゲをやめて小さな「光るヒゲ」に取り替えることにした。バナナくらいの大きさのプラスチック製で、車のダッシュボードに取り付ける。暗くなると上品なピンクの光を放つ。
今までの大きなヒゲは、泥で汚れていたり風圧か何かで縦になったりしているのを見かけたこともある。もうそうなる心配はなくなるが、少し面白味がなくなる。
また、これで「カーヒゲ(Carstache)用品」というジャンルや「車ヒゲ産業(Automotive Facial Hair Industry)」という業界も衰退してしまうのではないかと、少し心配だ。