スーパーボウルでT-Mobileが最速かつ最少


スーパーボウルが開催されていた間の、フェニックス大学スタジアムでのモバイルデータの使用状況が明らかになった。T-Mobileが最速で最少という妙な結果。

4社が伝送したデータ量では、Verizonが4.1TBと一番多く、次いでAT&Tの1.7TB、第3位がSprintで754GB、T-Mobileが430GBで一番少なかった。

これをFierceWirelessが伝えたところ、T-Mobileのジョン・レジャーCEOがすかさずTwitterで、「大事な数字を忘れてる!データ速度ではT-Mobileが一番だった」とつぶやいた。

ジョン・レジャーCEOのTwitterより
ジョン・レジャーCEOのTwitterより

どれも正しい数字だとすると、たとえばたまたまT-Mobileの利用者があまりいなかった(または利用者があまりデータを使わなかった、もしくは高速データを使いたい利用者はたくさんいたのだが、月の上限に達して使えなかった)のでネットワークに余裕があり、高速のデータ伝送が可能だったと説明できる。

一方、Sprintは速度が一番遅く、T-Mobileの半分以下だったにもかかわらず 、データ伝送量はT-Mobileの2倍近くあったというのは少し意外だ。

これは各社がそれぞれ発表した数字を寄せ集めて比較したもので、たとえばSprintは「スタジアムの内外で使用された4G LTEデータ」と言っており、T-Mobileは「スタジアムの中で使用されたデータ」と言っているように、測定方法などが違っている可能性があり、有効性は疑問だ。

それよりも、T-MobileのCEOがFierceWirelessをこまめに読んでいて、即座にTwitterで反応しているということが驚きだ。