T-Mobileが「事実上」第3位と明言


T-Mobileが加入者数で「事実上」Sprintを抜いて第3位になったと明言した。

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2014年第4四半期(10-12月期)はT-Mobileが加入者数を210万件増やし、Sprintの前四半期末の加入者数に並ぶ約5,500万件となったが、Sprintが100万件近く顧客を増やして約5,600万件となったため、結局追い抜けなかった

ただ、このくらいの僅差であれば、顧客のカウントの仕方によって変わってくる。特に加入者として登録されているがまったく利用のないMVNOの顧客をどう扱うかが問題になってくる、とTmoNewsがT-Mobileのジョン・レジャーCEOの言葉を引用して伝えている。

それによれば、ほとんどのキャリアが通常は60日から90日間利用がないと加入者としてカウントしないことにしているのに対し、Sprintは6か月間の猶予を設けている。このために通常は加入者のカウントから除外されるべき170万件の顧客が水増しされているということだ。

よって、Sprintの加入者数は事実上5,500万件より少ないこととなり、T-Mobileが事実上第3位になっていると明言した。

どちらが3位でも4位でも、どうでもいいような話ではあるが、その差を逆転し、または引き離すために、今後どういう施策が出てくるのかが楽しみだ。