Pebbleのスマートウォッチが異常な人気


スマートウォッチのPebbleが新機種を市場に出すためにKickstarterで資金調達のプロジェクト開始をしたが、異常とも言える人気ぶりを示している。

新機種の「Pebble Time」は、ディスプレイにカラー電子ペーパーを採用し、日光の下でも見やすい。常時オンの状態を保つ。バッテリーの持ちがよく、7日間充電しなくていいという強みもある。

Kickstarterで支援者になると、1台159ドル(この枠は既に埋まってしまった)から179ドルで入手できる。Apple Watchの約半分の値段というところも魅力だ。

TechCrunchによると、Kickstarterのプロジェクト開始後17分間で、目標額の50万ドルを突破した。調達額はその後も順調に増えて、TechCrunchの記事の執筆時点(開始から9時間後)で650万ドルに達したと、その異常な人気ぶりを伝えている。

本ブログ執筆時点(開始から23時間)ではもうすぐ900万ドルに届こうというところ。既にKickstarterでは歴代3位の調達額に達している。歴代2位がPebbleの前回のプロジェクトで、このときは1,020万ドルの調達に成功している。ちなみに歴代1位はCoolest Coolerの1,320万ドル。

KickstarterのPebbleのプロジェクトページより
KickstarterのPebbleのプロジェクトページより

さらに論議を呼んでいるのは、Pebbleのような既に成功している会社がKickstarterで資金調達をしてもいいのかということ。ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットがシアトルの路上で物乞いをするようなものではないかと、EngadgetのDaniel Cooper氏がうまいことを言っている。

Apple Watchも間もなく発売されるが、そんなに売れないのではないかとの見方もある一方、Pebble Timeの人気を見ると、期待以上に売れるかもしれないとも感じさせる。